F1の長い歴史において
その特徴的な容姿や名前からニックネームを与えられたドライバーは多い、
それらは掲示板や動画サイトで使われる事もあり初心者には分かりづらい物もある…
今回はそれらのニックネームや名前ネタを解説しておこうと思う
境夜が実際に動画サイトや掲示板で見たモノが殆どなので
ニックネームが分からない際は是非とも参考にしてほしい
また、性質上蔑称もちょくちょくあるのでそこは割り切ってほしい
2020年代
周冠宇 → 「ジョー」「チョー」
これは別にニックネームでもなんでもなく本名なのだが
中国語の性質上読みが分かれやすく混乱を招いてる例
本人は「ジョー」と言っているが…あの国発音が異様にメンドクサイ…
ミック・シューマッハ → 「シューマッハJr.」
父親のミハエルとの対比でこう呼ばれる事が時たまある
名前を略すとM.シューマッハとなり判別不能になるため
Jr.を付けられたり(子)と追記されたり…
ニキータ・マゼピン → 「マゼスピン」「マゼるな危険」「走るシケイン」
全体的にロクなあだ名がない…2021年のハースはマシン開発を放棄していて
非常に不安定かつ遅いマシンになっていたためスピンを連発、
結果このようなあだ名が付けられた マシンが悪いんだよ
角田裕毅 → 「角っち」「ツノピン」
前者は普通に名字から 後者はマゼピンの影響を受けたあだ名となっている
2021シーズンではかなり不安定かつクラッシュ癖があったため
同期のハース組と並んで皮肉られた 厳しく研修させられて2022年は安定したが…
ニコラス・ラティフィ → 「ニッキー」「ラテ」「ニコ3」
ニッキーはウィリアムズ公式でも使われる愛称でラテは名字の略称
ニコ3というのはニコ・ロズベルグや
ニコ・ヒュルケンベルグに次ぐというニュアンスで命名されたものと思われる
特にロズベルグとは6号車の乗り手でハミルトンV逸の原因という妙な繫がりがある
2010年代
アレクサンダー・アルボン → 「アレックス」
ウィリアムズ公式やレッドブル公式も頻繁に使う愛称
本名で呼ばれる事よりもアレックスと呼ばれる事の方が多いかもしれない
シャルル・ルクレール → 「ルルル」「ルルル・ルルルール」「チャールズ」
あまりにもルが多い名前故にネタにされる事がちょくちょくある ボーボボかな?
3つ目の「チャールズ」はシャルルの英語読み その名はカール大帝に由来する…はず
ちなみに弟は「アーサー」 名前が名前なので某英霊ソシャゲネタの餌食になる事も
セルゲイ・シロトキン → 「城と金」「白と金」
普通に打ち込んでも日本語に変換されるがゆえにこんな渾名が付いた
マイナー気味というか相当マイナーなドライバーということもあって予測変換が仕事しない
アントニオ・ジョビナッツィ → 「トニオさん」「ジョブナッシィ」
前者は名前の略称…なのだが
ジョジョの奇妙な冒険におけるトニオさんの影響を受けてるのがモロに分かる
ジョジョのトニオさんもイタリア人なのでイタリアでは一般的な名前なのだろう
後者は微妙な速さから翌年には職を失っていると皮肉られた事から
でも3年以上シートを確保できた事から決して遅くはない…速くもないが
ブレンドン・ハートレイ → 「鳩」
単純に名前を略して変換するとこうなった
F1では微妙な活躍だがル・マンではトヨタの主力ドライバーとして活躍している
ピエール・ガスリー → 「がっさん」「GAS」
前者は名字ベースのニックネーム
後者はアルファベット3文字の略称だがガソリンの略称と同じなためネタにされたり
エステバン・オコン → 「オコンなよ」「オコなの?」
これまた名字由来の渾名 えいえい おこった?
実際オコンがぶつけてから変顔で煽った事もあるので猶更ネタにされる
ストフェル・バンドーン → 「坂東さん」「ストッフ」
前者は日本人っぽいニックネーム
日本のレース界には坂東商会というチームがあるため余計に連想しやすいのもある
後者は公式ニックネーム ファーストネーム由来の渾名
カルロス・サインツ → 「サインツJr.」
父親も同姓同名のドライバーでラリー界の大御所
そのため父親と区別する意味合いでJr.が付け加えられる事もあるが本人は嫌そう
カテゴリーも違うのに父親の呪縛に縛られるのはいい気分ではなさそうだ
マックス・フェルスタッペン → 「たっぺん」「バースタッペン」
前者は名字の略称 後者は文字通りに読んだ場合の呼称
ドイツやロシア オランダなどは「V」をファ行で読む事が時々ある
ケビン・マグヌッセン → 「マグロ」「Kマグ」
ロマン・グロージャン → 「マグロ」「グロ注意」「ミサイル」「オープニングラップの狂人」「ロマン砲」
ハースで長年タッグを組んだ2人はコンビで語られる事も多い
特にグロージャンは危険なドライビングをする事も多く
マーク・ウェバーから「オープニングラップの狂人」なる異名を与えられた
マグヌッセンは父親もF1ドライバーで区別のために「Kマグ」と呼ばれる事も
ダニール・クビアト → 「魚雷」
ロシアグランプリでセバスチャン・ベッテルに激突した際に
ブチ切れたベッテルから「魚雷」という渾名を与えられた
後に本人もネタにしてヘルメットに描いたりしている
バルテリ・ボッタス → 「ぼっさん」
名字が由来のニックネーム わかりやすいね
パストール・マルドナド → 「師匠」「数合わせ」
「師匠」とはいっても「画伯」みたいなもので基本皮肉
非常にパフォーマンスに振れ幅がありしょうもないミスで事故る事も多い
マーク・ウェバーから「数合わせ」呼ばわりされるほどの問題児だが
スペイングランプリで優勝した事もあるなど単に遅いわけじゃない 問題児だが
セルジオ・ペレス → 「チェコ」
レッドブル公式でも使われる愛称で本名より使われてるかもしれない
なぜチェコなのか 調べてみたけど由来は謎なんだよな…
ダニエル・リカルド → 「ダニー」「リカちゃん」「シューイ魔」
1つ目はファーストネーム由来の愛称 2つ目はファミリーネーム由来
3つ目は靴で酒を飲む「シューイ」という謎パフォーマンスを表彰式で見せる事から
周りは嫌そうな顔をして逃げだしたり… オーストラリアでは地味に流行ってるらしい
ニコ・ヒュルケンベルグ → 「ニコ2」「手裏剣」
前者はニコ・ロズベルグとの区別のために呼ばれるニックネーム
後者は聞きなれない独特な名字をネタにされた例
ルーカス・ディ・グラッシ → 「でぐらし」
ひぐらしを連想した当時のF1民が付けたと思われるニックネーム
ミドルネームという概念が日本人には馴染みが無いのでファミリーネームと一体化されがち
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